便秘と歩行について

東京・駒沢の皮膚科に勤める地口より

 

本日は便秘と歩行についてお話しします。

 

便秘は大腸がんの高リスク*日本人死因の第2位のほか、

(*2016年国立がん研究センター がん情報サービス より)

 

便からでる腐敗物質が腸内にとどまることによって、

 

それらが血流にのり、

 

アレルギーやアトピーを悪化させるといわれています。

 

前回のブログ

 

「最近の便秘についての知見」

 

でも書いたように

 

便秘専門外来をもつDrも

 

歩行は取り組みやすい運動として推奨されていると

 

書かせていただきました。

 

 

セラピストの方々も便秘のある患者さんに

 

歩行を勧めるシーンは多々あるかと思います。

 

私は身体的に可能であれば

 

以下のように便秘のある患者さんに

 

日々の歩行を気を付けてもらっています。

 

 

①少しいつもより大股で歩く

 

・体幹の回旋を大きくすることで腸へ機械的刺激を与える

 

・つま先の蹴り出しが出やすくなるので、

 

 足趾含めた下肢筋力を使うことで抹消血流量を上げ、

 

 骨盤内の血流量も上がり、排便機能を上げる

 

 

 

②体幹を起こして(アップライト)踵から歩く

 

⇒・腹圧がかけやすい

 

 ・大腸・小腸を含めた種々の内臓は筋膜が張っている。

 

  体幹を起こすことで筋膜に適度な緊張を与え、

 

  歩行時に踵から入り、

 

  消化器のある骨盤、腹腔内に向かう床反力を効果的に利用できる。

出典:アナトミートレイン 第3版

 

図のように腹部内臓には

 

ディープフロントラインといった下肢から続く筋膜が覆っています。

 

 

あとは歩行中しっかり水分をとることですね

 

単純なことですが、10分以上行うと

 

意外と効果的です!!

 

*ブログの写真はネットからもお借りしています

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

 

【日本アレルギーリハビリテーション協会】

 

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