カテゴリ:筋緊張



交感神経が優位だと筋が硬くなりやすい ・筋緊張が亢進している ・なかなか脱力できない ・緊張性の痛みが生じやすい 自律神経のトラブル(ここでは、特に交感神経が優位な場合)があると上の3つのような症状が認められやすい。 緊張性の頭痛、首・肩・腰・股関節などの痛みが生じやすい。 これ、臨床で感じる人は多いと思いですよね。 ここで疑問が生じないですか? 筋をコントロールしているのは、体性神経でしょ? 自律神経は、骨格筋に関係するの?? ・・・・ 答えとしては、交感神経と骨格筋は関係しています。 以下の2つによって、自律神経と骨格筋が直接関係していることが分かっている。
短期間の精神的ストレス ➡︎交感神経の機能亢進 + 副交感神経の機能減弱 ➡︎筋肉が硬くなる ➡︎首・肩こり、腰痛など 長期間の精神的ストレス ➡︎交感神経の機能亢進 + 副交感神経の機能亢進 ➡︎筋肉が硬くなる + 免疫系のトラブル、不定愁訴が増える  ➡︎首・肩こり、腰痛など。風邪を引きやすくなる、アレルギー症状が出やすくなる。身体の様々なところに不調をきたしやすくなる どのような対策が必要か? 「交感神経が高まっているから、落ち着かせて!」 これで、交感神経が落ち着いて肩こりが無くなったら、みんな苦労しないですよね苦笑。 ・交感神経を落ち着かせる ・筋肉の力を抜いてリラックスする この2つは、なかなか意識的に出来ないですよね。だからみんな困っているんですもんね。 筋肉の力を抜くための行動とは? (交感神経を落ち着かせるための行動とは?)

このような患者さんを担当したことがある理学療法士は多いのではないでしょうか? ・患者さんが身体に触れるだけで全身の筋緊張が亢進してしまう ・関節や筋を動かしたいのに思うように介入ができない ・触れれば触れるほど、患者さんの力が入ってしまう ・患者さんの回復が遅れる(入院が長引く、再手術になるなど) ・夜、ぐっすり寝れていない このような場合、筋や関節の問題だけではなく、自律神経に問題がありそうだなぁと感じるのではないでしょうか。 『交感神経が優位になっていて、筋緊張が亢進している』 と考えられますよね。 でも、この現象、生理学的に説明できますか?