カテゴリ:アトピー



アレルギー疾患への理学療法
『アレルギー疾患への理学療法』 日時 10月8日(日) 10:00〜16:00 会場 東京都江東区 講師 理学療法士 及川文宏   内容  ・アレルギーとは? ・免疫反応:抗原抗体反応 ・自律神経と免疫 ・セラピストの担う役割 ・アトピーの9つの原因 ・発汗とアトピー ・汗や血流を調整する脊椎 ・風邪の引き易さとリンパ球 ・血液循環とアトピー性皮膚炎 ・白血球のバランスとアレルギー ・及川による患者さんの評価・介入場面の見学 ※アーカイブ配信あり  当日収録した講義内容の動画を10日間限定(10月10日~10月20日)で公開します。
福島県アレルギー市民講座
島県では、アレルギーの専門の医師の先生の講演を動画にて公開してくれていますね。気になる項目について、ぜひ視聴してみてください。 大人のぜんそく、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎(花粉症)、食物アレルギー 試聴期間:2月17日(木)9:00~ 2月28日(月)17:00

今回は、ステロイド外用剤について 【ステロイドの4つのデメリット】 ステロイドは、アトピー性皮膚炎に対する治療に使用され、炎症反応を抑えることについて効果を出しています。 一方で、皮膚バリアの回復には、至っていないという研究の報告が増えてきています。むしろ皮膚バリアが壊れやすくなるという報告が増えています。 画像1 1)皮膚が薄くなる ステロイドで治療された患者の皮膚は、治療していない部分の皮膚と比べて最大で70%薄くなっている(Sheu et al。、1997)。 (同時に、細胞間脂質ラメラの量が減少し、SC-SG界面で膜でコーティングされた顆粒の数が減少します(Sheu et al。、1997; Kao et al。、2003)) 2)乾燥しやすくなる ステロイドで治療した患者の皮膚は、他の部分と比べて、皮膚から蒸散する水分量が多くなる(Sheu and Chang、1991; Sheu et al。、1997)。 3)使用方法に関係なく皮膚バリアが壊
【皮膚の周りに潜む4つの敵】 ①食物②ハウスダスト③ダニ④黄色ブドウ球菌 食物とハウスダストは、生活していたら、常に周りにあるものですね。 人の身体に害を与えるとは思えないかもしれませんね。 ただし、皮膚のトラブルを持っている人が、食物やハウスダストに触れると傷口から、その成分(タンパク質)が身体の中に取り込まれてしまう。そのことで、アレルギー症状が出てしまいます。 ダニや黄色ブドウ球菌においても、肌荒れから進入しアレルギーを引き起こすという意味では同じです。 ちなみに黄色ブドウ球菌は、人や動物の傷口(特に化膿しているもの)をはじめ、手指・鼻・のど・耳・皮ふなどに広く生息。健康な人の20〜30%が保菌していると言われています。

今、ことある毎に手洗い、アルコールスプレーをしなくてはならない状況ですね。感染予防には、とても大事なことですね。 ただ、この手洗いによって、アトピー性皮膚炎などの皮膚のトラブルを持つ方の手は、今まさにボロボロになってしまっています。。。手の荒れた方を見るたびに本当になんとも言えない感情になります。コロナへは感染したくないから、手は洗わないと!でも、洗うたびに手が痛いんです。その後のアルコール消毒もほんと痛いんです。 皮膚は、以下のものによって壊されてしまいます。 皮膚バリアを壊しちゃうもの ①界面活性剤 ②ハウスダストダニ、黄色ブドウ球菌 ③ステロイド外用剤 今回は、①「界面活性剤」について、お伝えしたいと思います。
皮膚には、皮膚自体を守る機能が備わっています。アトピー性皮膚炎を持つ方の皮膚は、それが上手に機能しなくなってしまっています。 その皮膚を守る機能を壊してしまう要因にはどのようなものがあるのでしょうか。 これを知っておくことは、アトピー性皮膚炎を改善させていくためにとっても大切なことです。 アトピーに悩んでいる人、その家族、その周りの人たちに知っておいてもらいたいです。

アトピー性皮膚炎の定義(概念) 「アトピー性皮膚炎は、増悪・寛解を繰返す、そう痒のある湿疹を主病変とする疾患であり、患者の多くはアトピー素因を持つ。」 アトピー素因: 1)家族歴・既往歴(気管支喘息、アレルギー性鼻炎・結膜炎、アトピー性皮膚炎のうちのいずれ、あるいは複数の疾患)、または 2)IgE抗体を産生し易い素因。 【アトピー性皮膚炎の診断基準】 そう痒 特徴的皮疹と分布 (1)皮疹は湿疹病変 ・急性病変:紅斑、浸潤性紅斑、丘疹、漿液性丘疹、鱗屑、痂皮 ・慢性病変:浸潤性紅斑・苔癬化病変、痒疹、鱗屑、痂皮 (2)分布 ・左右対側性 好発部位:前額、眼囲、口囲・口唇、耳介周囲、頸部、四肢関節部、体幹 ・参考となる年齢による特徴 乳児期:頭、顔にはじまりしばしば体幹、四肢に下降。 幼小児期:頸部、四肢屈曲部の病変。 思春期・成人期:上半身(顔、頸、胸、背)に皮疹が強い傾向。 慢性・反復性経過(しばしば新旧の皮疹が混在する):乳児では2ヵ月以上、その他では6ヵ月以上を慢性とする。 上記1、2、および3の項目を満たすものを、症状の軽重を問わずアトピー性皮膚