アレルギー症状を持つ患者さんにとって
理想のクリニック(施設)とは?
アレルギー疾患の患者さんが、自分や家族のアレルギー症状の
・相談できる場所
・治療する場所
・不安を取り除く場所
アレルギーを持つ患者さんがクリニックにいらっしゃったら
下記の専門家に必要に応じてそれぞれに介入してもらいます。
多職種のチームで、1人の患者さんを診るという形を取ります。
専門家それぞれの役割は以下の通りです。
【医師】
患者さんのアレルギー症状の検査や問診を通して、評価する。
状態に応じて、服薬によるコントロールを中心に治療する。
【セラピスト(身体を診る専門家)】
アレルギー症状を悪化させている身体の体質や姿勢、内臓の働きを評価し、アレルギー症状が出にくい身体に変えていくための介入を行う。
【栄養士】
アレルギー症状の起こしている原因を栄養学の観点から評価し、取り過ぎに注意すべき食べ物や必要な栄養素の取り方(実際の調理の仕方を含む)を指導する。
【臨床心理士】
精神面の負担がアレルギー症状に及ぼす影響を評価し、必要に応じて、カウンセリングを行う。
【薬剤師】
医師の処方する薬の使い方、注意点、効果と副作用についての説明を行う。
【ボディワーカー】
アレルギー症状の出にくい身体機能を維持するために必要なセルフエクササイズの指導を行う。
状態悪化した場合には、他の専門家に診察を依頼する。
それぞれの専門分野からの視点で評価し、患者さんのその時々の状態に合わせてどの分野の治療を優先させて進めていくべきかを決めていく。
このような連携を通して、患者さんにとってより良い治療を選択していくことがアレルギー治療にとって重要となります。
こういう施設を作るために当協会は、研究・教育・広報を進めていきます。