皮膚から人を元気にしたい
理学療法士の高橋美穂です。
朝夕といよいよ冷え込みの厳しい季節となってきました。
また、先日には美容目的でヒルドイドを使用している
というニュースも話題となっていました。
それに関連し今回からは「乾燥」についてです。
乾燥の原因
まず皮膚の水分を維持するためには・・・
①皮脂
②NMF(天然保湿因子)
③細胞間脂質
の3大保湿物質があります。
このどれもが新陳代謝の過程で皮膚内にて生成されます。
しかし新陳代謝が低下すると
これらの物質が不足し乾燥へとつながります。
また、皮膚の乾燥は新陳代謝の低下だけではなく、
外部要因も大きく影響します。
【外部要因】
1.季節の変化
Q. 寒くなるとどうして肌は乾燥するのでしょうか?
A. 気温の低い冬場は、毛細血管が収縮しやすく、
皮膚への血流が低下するため、代謝が低下します。
そのため上記の保湿物質の生成が滞りがちになります。
また冬場では、湿度が低下するため、
皮膚からの水分蒸発が増加し、
外界からの皮膚への水分補給が低下します。
ちなみに、
皮膚に良いとされる湿度は65%以上
といわれています。
湿度が60%以下になると、
皮膚は急速に乾燥し始めます。
11月以降はほぼ毎日が乾燥注意報の日が続きます・・・。
乾燥は皮膚にとって大敵であり、
多くの皮膚トラブルの原因となります。
さらなるトラブルを避けるため、または改善するためには
なぜその症状が起きているのか根っこを知りましょう。
根っこは一つとは限りません・・・。
まずは乾燥の実態を知ることが重要です。
乾燥に対し、保湿は非常に重要ですが
根っこを知らずして、ただ容易に保湿だけしていても
一時の改善に他なりません。
今回は季節の影響についてでしたが、
次回は乾燥の外部要因として最も大きな原因となる
間違ったスキンケアについてです。
*ブログ内の写真はネットよりお借りしています。
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日本アレルギーリハビリテーション協会
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今回も最後までお読みいただきありがとうございます。
高橋美穂