どうも生理学オタクの理学療法士藤原翔です
今回も
マグネシウム編の続きですね
細胞膜を安定させたり
種々の酵素のサポート役である
マグネシウムがどうして減ってしまうのか?
その辺りについて書いていこうと思います
マグネシウムに限ったことではありませんが
栄養が減少してしまう原因には
①摂取量の低下
②吸収量の低下と排泄量の増加
③体内での消費量の増加
この三点があります
①摂取量の低下
マグネシウムは
ナッツ・大豆類・玄米・魚介類・海藻類・緑黄色野菜に
多く含まれています
この食品を見て何かピンと来ませんか?
そう
これらは日本食に多く使われている物が多いですよね
一概に欧米食が悪いとは言いませんが
昔はマグネシウムが不足することはまずありませんでした
現代の日本では
日本食を食べる機会が減っており
これらの食材に含まれる
種々の大事な栄養素が不足しがちになるのです
また前回は
現代の野菜に含まれる食品酵素は減少していることをお伝えしましたが
マグネシウムなどのミネラルも減っています
そして
これも酵素と同様なのですが
精製された物ほど
ミネラルも削ぎ落とされてしまう傾向があります
白米、小麦粉、白砂糖、食塩などなど
まだありますよ
マグネシウムは
カルシウムと共同で働くことが多いため
体内でのバランスが非常に大事なんです
その比率はマグネシウム:カルシウム=1:2
一緒に摂取することで吸収効率も高まるようです
普段僕らは乳製品を摂ることも多いですよね
乳製品にはカルシウムが多く
マグネシウムはあまり含まれていません
で
日本食を食べる機会は減っている
なので
どうしてもこのバランスが崩れてしまいがちです
②吸収量の低下と排泄量の増加
いくらマグネシウムを積極的に摂取しても
吸収されないのでは意味がないですよね
まず第一に
マグネシウムは小腸から吸収されるので
腸内環境が大きく影響しています
過度なアルコールや動物性タンパク質の摂取は
マグネシウムの尿中排泄を促してしまうようです
また
加工食品の保存料として使用されているリン酸は
マグネシウムと結合しやすく
小腸で十分に吸収されずに
素通りしてしまいます
ハムとかソーセージ、炭酸飲料など
普段多く摂取している方は要注意ですね
③消費量の増加
マグネシウムを体内で消費してしまう一番の理由は
皆さんご存知の
ストレスでございます
ストレスが掛かると
当然身体は緊張します
身体の緊張(筋収縮)にはカルシウムイオンが関係していますが
それを緩める働きはマグネシウムが担っています
慢性的なストレス状態が継続していれば
何とか身体をリラックスさせようとして
マグネシウムはどんどんと失われていくのです
このように
現代の生活ではマグネシウムのみならず
ミネラルバランスが乱れやすい状況が揃っているのです
明日から週に3日は日本食を取り入れます!
と出来る人はいいですが
実際はなかなか食生活を変えるのは難しいものです
じゃあどうしようか…
一番手っ取り早いのが
普段使っている”塩”を
自然塩に替える事じゃないですかね
塩に関する過去のブログはこちら
http://ameblo.jp/orange-ca-21/entry-12211482420.html
http://ameblo.jp/orange-ca-21/entry-12213305025.html
チョコレートなんかも
マグネシウム補給に適しているようですよ
あ
ただし甘くないやつです(カカオ70%以上)
お試しあれー
ではでは
※ブログ内の写真はネットよりお借りしています