お薬担当
薬剤師 畑 より
【花粉症とはお風呂だ】
突然、上のように言われても
何のことだか分からないですよね。
花粉症の症状の始まりを
分かりやすくするためのイメージです。
「花粉症の始まり」を
「風呂のお湯が貯まった状態」と
捉えます。
溢れたときが、花粉症の症状が出始めた時です。
つまり・・・
花粉=お湯
と考えています。
お風呂が貯まらないようにするには、
蛇口のお湯(花粉)を減らせばいい
(例えば:マスクをする、うがい等)
それでもダメなら
お風呂の栓を抜く
(例えば:薬の服用、施術等)
を行えば良いわけですよね。
「薬って眠くなりますよね?」
「はい。作用があれば副作用ももちろんあります!」
「お薬は仕事があるから飲めません!」
そんな人には、
薬に頼らない方法もあります。
お風呂を大きくしましょう!
生活習慣や身体の使い方を改善することで、
根本的な体質を見直す。
ここまで来ると鬼に金棒です。
薬はあくまで対症療法です。
リスクとベネフィットを
常に考える必要があります!
そのためには、薬剤師や医師に
どんどん質問して、
自分自身が納得のいく治療を
共に探りましょう!
ここからは、
セラピストの方々向けに書いております。
抗原(花粉)が、
身体の中に繰返し入ってくると、
IgE抗体が登場。
花粉がIgE抗体と反応し、
肥満細胞からアレルギーを起こす
化学物質が放出され、
目のかゆみや鼻水といった
花粉症の症状が出現します。
一度症状を発症させてしまうと、
鼻の粘膜がやられたり、
目がかゆくなったり、
普段より過敏に反応してしまいます。
少しの花粉でもアレルギー症状を
発症することに・・・
こうなると、
普段は反応しないハウスダスト等でも
反応が出てしまいます。
「事前に予防すること」
が重要なのではないでしょうか?
花粉の飛散時期は決まっていますので、
その期間で症状が出ている期間を減らせれば、
花粉症薬を服用している意味はあるのではないか?
と私は考えています。
個人的には効果的な服用時期が
ある気がします!
(エビデンスがないのでここでは書けませんが、
興味ある方は連絡頂ければと思います。)
もちろん、
抗アレルギー薬は事前に使用しても
効果は変わらないという考え方もあります。
主治医の先生と相談した上で、
個々の対応が必要になります。
今まで効果のなかった人や、
中等度以上の花粉症の方の
選択肢の一つになれば幸いです。
長文お読みいただきありがとうございました!
好評でしたら、
薬についても書いてみたいと思います。
お薬担当のハタでした。
日本アレルギーリハビリテーション協会
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