皮膚から人を元気にしたい
理学療法士の高橋美穂です。
そもそも紫外線とは・・・。
紫外線は太陽光線に含まれる電磁波の一種です。
太陽光線は
赤外線
可視光線
紫外線
の3種類に分けられます。
上から波長が長い順に記載しました。
可視光線は波長の長い順に
赤、橙、黄、緑、水、青、紫
のいわゆる7色の連続的な色に見えます。
赤外線は可視光線の一番長い波長である赤より長い波長のため、
赤より外と言うことで赤外線と呼ばれます。
反対に可視光線の最も短い波長である紫より短い波長、
それが紫外線であり、太陽光線の中でも最も波長が短いです。
電磁波は波長が短いほどエネルギーが高く、
ダメージを与えます。
ですので太陽光線の中で私たちに届く
最も有害なのが
エネルギーの高い紫外線
と言うわけです。
電磁波はご存知の通り、
私たちの生活に多く存在しています。
スマートフォン、電子レンジ、電車の中・・・
これらの電磁波は大小あるにしても
細胞に少なからずダメージを与えますので、
可能な範囲で避けたいところです。
また紫外線も同様に
私たちにとってなるべく避けたい電磁波の一種ということです。
しかし、そんな紫外線にもメリットも存在します。
紫外線には、
殺菌作用
と
ビタミンDの合成作用
を持っています。
カルシウムだけを摂取してもあまり吸収されませんが
ビタミンDが一緒にあることで吸収率が上がります。
また、抑うつ症状の方には
朝の時間少し日光を浴びることで
体内時計がリセットされて生活リズムが
整い、症状を緩和する効果
が期待できると言われています。
でもやはり・・・。
しみ、しわ、たるみ(光老化)
さらには活性酸素の発生に免疫機能の低下・・・
などなど、デメリットの方がはるかに多い紫外線・・・。
症状がない現時点でも刻々と
紫外線の影響は皮膚に及んでいることの事実も
理解することが重要です。
私たちがこの地球上に生活する以上
紫外線からは逃れられません。
あまり神経質にならず、
なるべく避けた方がいい程度
に考えたいですが・・・
そんな紫外線に対し、
皮膚は防御機能を備えています。
詳細は次回に・・・。