ここで気になるのが紫外線対策です・・・。
皮膚の美容と健康からどんな紫外線対策をしていけば良いのか・・・。
近年、あらゆるアレルギー症状を発症する方々が増えていますが、特に光過敏症や紫外線アレルギーと呼ばれる症状の方々が増えているようです。
内因性、外因性と原因は様々ですが、外因性の問題から考えてみたいと思います。
私たちの表皮は、ただ単に基底層で誕生し、垢等になって剥がれ落ちるだけではありません。
その過程の中で体内を守るための免疫を作り、
紫外線をなんとしてもブロックしようと努め、
2方向バリア(皮膚内部の水分保持、外部刺激からの保護)
をして私たちの健康を守る努力を日々行っています。
基底層で培養された細胞は有棘層に移動します。
有棘層は表皮の中で一番厚い層です。
有棘層に上がった細胞は、互いに棘(とげ)のような形をした
細胞間橋と言われる手のようなもので繋がっています。
細胞間橋で繋がった細胞同士は少しの力では
バラバラにならないようになっています。
また細胞と細胞の間には隙間があり、
その隙間をリンパ液が流れています。
有棘層にはランゲルハンス細胞という
免疫専門の細胞も存在しています。
その数は意外に多く、表皮細胞の2〜5%を占めています。
ランゲルハンス細胞は樹状細胞で
長い細い手足を四方八方に出し、
有棘細胞の間を網目のように張り巡らせ、
侵入者を待ち構えています。
そして、外部から異物が入ってくると
ランゲルハンス細胞は活性化されて
有棘層より上層の角質層や顆粒層を通り抜けた
花粉・ダニ・ウィルスなど体に害となる
侵入物質をその長い手足で捕らえ食べてしまいます。
ランゲルハンス細胞は抗原提示細胞とも言われ、
体内に入ってきた異物(抗原)の情報を
リンパ球に伝え、体内に抗体を作るように
指示を出します。
まさにランゲルハンス細胞も皮膚のガードマンの役割をしています。
しかし、皮膚が紫外線や合成界面活性剤の攻撃を
受けてしまうとランゲルハンス細胞の免疫力や、
抗原提示機能は失われてしまうため、
外部の攻撃から身体を守ることができなくなってしまいます。
またランゲルハンス細胞は